独りぼっちの心地良さ
行き交う人の波…
どうして… こんなにも人が多いのだろう。
流石… 大阪・・・。
しかし、こんなに人がいるのに、ごちゃごちゃしているのに、この解放感は何なのだろうか… 。
知り合いがいない…
私の素性を知っている人がいない…
誰もいない… って…
寂しいことなのではないのか…
私は、誰もいない事に… 「独り」を悲しむどころか、その何の接触もない空間に心地良ささえ感じているようだった。
行き交う人の流れをのんびり眺めていた。
自分の過去を全て消し去り、何もなかったかのように、あの人波に紛れて歩いてみようか… なんて考えていた。
6日ぶりに家に向かって…
誰も待っていない… 家に帰る。
