絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

私=主人

義香さん!ラインの写真はご主人様ですか?


この4月に学園に就任した新職員紹介の広報紙を作る為先日、そのホームページ担当の職員から100文字程度の挨拶文と写真の依頼があった。


写真!

随分・・美容院にも行っていないし、化粧ののりは悪いし、二重あごも気になるし・・・って事で…。

写真を撮られるのは嫌いだから、携帯の中に沢山ある写真を直ぐに送るのでそれを使って欲しいと申し出た。


「えっ!」と言われたが…そうしてもらった。


その写真は、悲しくて笑っていた。


主人が亡くなった年の3月、娘と2人で「思いっきり泣こう!そして癒されよう!」と、Kiroroのコンサートに行った時に写したものだ。


涙だらけの毎日だった。

心を失いかけている時だった。


Kiroroの未来と冬のうた…よく娘と歌った。あっちゃんの前でもよく歌った。

私が一番好きな曲は、「もう少し…」あっちゃんを失ってからその歌詞が胸に突き刺した。


その時の写真だが・・・


自分で言うのも…どうかと思うが、今より断然美しい…(笑)

どうしてなんだろう…。

心身共に疲れ果て…ていたのに…。


そう思う。


大切な人を失った絶望の中で、店のこと、借金のことで闘っていた頃だ。幾つかの弁護士事務所に出向き、信頼できそうな弁護士を探していた頃だ。

闘わなければならない相手がいたから、哀しみよりも悔しさの方が強くて…知らず知らず意気込んでいたのだろう。


気持ちはどうあれ…今を必死に生きている!って感じだった!


ところが今はどうだ!


裁判も終わり、

闘う相手は「自分の心」

闘う相手はいない!


自分自身だ。


だからか…

身も心もたるんでいる。

まあ、とにかく、

「これは、違い過ぎますね!」なんて言われるかも…と心配したが、その写真を送信した。(私のラインの写真は主人)


写真が届くと直ぐに、

ご主人さんと義香さん!よく似てますね!って…メッセージが送られてきた。

「ありがとうございます」って返信した。


嬉しかった!

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