やっと届いたメッセージ
「ダイヤはダイヤでしか磨けないように、人は人とでしか磨きあえない」…
このフレーズが、一時期…マイブームだった。
逃げないで!
人と向かい合ってごらん!って…熱く語ったこともあった。
その時の私は、この言葉の本当の意味を知らなかった。
・・・幸せの絶頂期ではなかったにせよ、なんの苦労もせず娘の成長と仕事を生き甲斐に過ごしていた。両親の死を目の当たりにした時も、私がこの世に生きている以上、これ以上の哀しさなんてある訳がないと信じ、主人と娘に癒され生きてきた。
両親の死…は、
折に触れみんなで話した。
姉妹で語った。
友に話した…親がいない寂しさを…
両親の死で…終わりだった。
私の人生で感じる哀しみは、
終わったはずだった。
主人の死は、私の人生にはなかった。
主人が亡くなって…
私は誰とも語らなくなった。
人と向かい合う事が、人の中に入る事がどれほど哀しいか…。
ましてや人と意見を交わす…なんてどれほどの自分を作れば可能になるか!…
時間と自信が必要だった。
「人」の大切さと残酷さを知った今、「ダイヤはダイヤでしか磨けないように、人は人とでしか磨きあえない」…
私にあてたメッセージとして受け止めようと思っている。
