ひと足先に…待っててね!
私の故郷は…それはそれは美しい所だ。
母が亡くなり、父が亡くなり姉夫婦が実家に住むようになってからは…実家に帰る回数もめっきり減っていたが、その美しい場所に…、
父の遺言通りに姉妹三人で・・・
綺麗な日本海が見える場所に新しい納骨堂を購入した…。
確か…主人が亡くなる前の年だっただろう。今そこに両親は眠っている。
私達姉妹は、いずれそこへ入ろうと約束した。
三人でまた…
両親のもとへ逝こうと…。
姉が私に言った。
「背負っている重たい荷物であったり、片付けなければならないのにそのままになっているものを、そろそろ少しずつ整理しよう!片付けよう!そうすれば、きっと楽になれる…よ」って。
だから、先ず…、
今年の秋…
あっちゃんを連れて行こうと思う。
両親のいるところへ…
そして、
私が逝く…少しの間・・・そこで待ってもらおう。
一つずつ…一つずつ肩の荷を降ろしていこうと思う。
