生と死の狭間で…
(いつも訪問して下さる方は、覚えているでしょうか?)
私が嫁いでからできた数少ない友達の一人…。
彼女は元小学校教諭で、教員(教頭)の奥様。
小さくて可愛らしい方でした。
でも、原因は分かりませんが、鬱病を発症し、30代前半で教職から離れました。
それ以来、会うこともなくなりましたが、忘れた頃に電話がありました。
話し出すと1.2時間…はいつものことでした。
だから私は、居留守を使うこともしばしばありました。
今現在に至っても時々電話があります。申し訳ないですが、出ないこともあります。出ないことの方が多いように思います。
それは、昔の話ばかりするからです。そして、家族の話(旦那さんの愚痴)。
私にしてみれば、触れたくない話もありました。
意味のない話…だ!どうでもいい…なんて思うこともありました。
でも彼女は繰り返し話すのです。
今日、彼女から2回携帯がなりました。仕事中だから出ませんでした。
昨日は夜9時過ぎにありました。お風呂に入りたかったので出ませんでした。
こちらからかけることはありません。
しかし・・・
昨日…鳴り響く携帯を見ていて思い出しました。
主人を亡くした年、1人で行った沖縄。1か月コンドミニアムを借りて…。
今だから話せるけれど…今だから…
私は、
実は…
死のうと思っていました。
だけど、毎日毎日彼女から電話がかかってきました。
沖縄にいることを話したら、朝に夕に電話がありました。
私も綺麗な海眺めながら…いろんなこと話したと思います。
さとみさん、今日何した?
何食べた?
明日は何するの?
私は助けられていました。
生きていました。
彼女の電話に助けられていました。
明日…
彼女から電話があったら
ごめんね!
ありがとう!って言おうと思います。
