枯れていた涙が…

　また…

　一人になって…

　自分の素直な心と向かい合った時。

　

　心許せる人と会って…

　自分の弱さを見せられる穏やかな気持ちになった時。

　人に弱さを見せられるって、ある意味強さでもあるわけです。

　涙が出てきます。

　誰も皆…それぞれの痛みを抱えてここに生きていることは知っています。

　私…一人が一番可哀想だなんて…思ってはいません。

　だけど、少しひいき目で観るならば、今…誰よりも…私はきっと・・・

　孤独を感じているだろうなっと思うのです。

　人の温かさを知っています。

　優しさを知っています。

　

　優しくされる温もりを知っています。

　

　一度知った温もりは忘れられません。

　だからきっと・・

　一生…それを求めて生きるのです。

　それを思い出し…涙が出るのです。