瞳を閉じて・・
この街に来て…3年が過ぎようとしているにもかかわらず…
ほぼ毎日のように通う職場までの道なのに…
決まって…
行きに…
道に迷うことがある。
曲がらなければならない箇所を通り過ぎ・・真っ直ぐに…
ただ…ただ・・走らせている時があるのだ。
あ!っと気がついて次の曲がり角で曲がる。
周りを見ているようで…
私には見ていないものが沢山ある。
どこに行こうとしているのか…
どこへ行きたいのか…
あの日から…
閉ざしてしまったのは…
心ではなく・・・
瞳の方だった…
瞳を閉じて見ないようにしていたのだ…。何もかも・・・
