消えた…里帰り・・・
私が年老いてやりたかったことの一つに・・・
娘家族を我が家に招いて、皆んなで賑やかに過ごすこと・・があった。
つまり…
娘に、
里帰りをさせてやりたかった。
里帰り…
両親が生存していたころ…
旅行も好きだったけれど…
里帰りできることが「楽しみ」で仕方なかった。
嬉しくて…嬉しくて・・・仕方なかった。
両親に会える…
姉妹に!
姪や甥に会える・・・
しかも上げ膳据え膳…
家事から解放され
育児からも…。
そして、お金もかからず美味しいものが朝に夕に…食べたい時に食べられる訳だから。
里帰りは最高の癒し!だった。
それを存分に味わってもらいたかった…。
しかし、挙式2ヶ月後の12月29日には緊急入院。
結婚後、初めての里帰りを計画したのに・・・。
大晦日の年越しそばの準備も…出来ないまま…入院生活に入った。
結局…
初…里帰りは、消えた。
それから…
23日後…
永遠の別れ・・・
里帰り・・・
初…里帰りは主人はいなかった。
娘には,本当に申し訳ない。
賑やかな…
くつろげる…
癒される…
上げ膳据え膳の…
家事も育児も忘れる・・・
里帰りを味わわせてやることが、もう一生できない。
なぜなら私がその里帰りの「里」を捨ててしまったのだから…。
情けない…母親だ・・・
本当は、簡単なことなのに…
ごめんね…
