半分だけ…幸せ・・・
幸せ…って・・・
なんだろう…って…思う。
あっちゃんがいた時は幸せだったのだろうか・・・⁉︎
幸せだったと…思う。
とても…。
愛する人達が横にいて、
愛する人達の笑顔が見れて、
愛する人達の笑い声が聞こえた。
そして幸せの条件に欠かせない「やり甲斐のある仕事」が…。
それも私にはあった。
家族がいて…
仕事をする…
仕事が終われば家族のもとに帰る。
これが…幸せだった…。
普通のことが…
何でもないことが…
幸せだった・・・
忙しくて…幸せだった。
ところが・・・今…
狭いアパートで、
超勤手当てもつかない安月給で、
毎日毎日子ども達との熾烈な駆け引き、クタクタになって家に帰れば、そこは、真っ暗で冷たく…誰もいない。
先日…
ここに来て3年半になるが、部屋の中だけでも明るくしようと、LEDの昼白色の電球に変えてみた。
明るい部屋ではっきり見えたものは…
手入れをしていないやつれた私の顔で…
いやはや…
何とも複雑な心境になった。
随分老けた… なぁ・・・なんて他人事みたいに呟き…
鏡の中の私に問いかけた。
「これで幸せと言えるのかっ!
これでいいのかっ!」…と。
家族はいないじゃないか!
仕事は…微妙だな…。
しかし、
この職場は笑える!
要求や不平不満があれば構わず言える。
愚痴を言い合い、悪口を言っては大笑いできる仲間がいる。
今…
飾らない自分で・・・
無理をせずに働いている。
だから…
半分…だけ幸せ…って言うことにしておこう…と思った。
