聞いて!…という勇気
手を差し伸ばさなければ…わからないことが沢山ある。
しかし人は、そうすることを…「弱み」を見せることを…良しとしない。
愛し合う関係にあっても・・言える。愛し合う関係だからこそ…とも考えられる。
主人は常にポジティブだった。
弱音一つ吐かない。
私が、
たまに愚痴を言う時も…いつも
面白おかしく冗談で返した。
笑って…終わりだ。
だから…私も終われた…
誰かに話すことで楽になる。
そんなものだ。
口に出すだけで納得する。
諦めることもできる。
聞いてくれる人がそばにいれば…それでいい。
…この6年…
私はほとんど話さなかった。
「弱み」になりそうで言えなかった。理解できる訳がない。「死別」の苦しみなんて…本人にしか分からない!っと思っていることも理由である。
しかし、そうすることで「楽になったか」っと言えばそうではない。何が正しいのか未だに分からずにいる。
ただ…生前・・・
主人は誰にも話さなかった。
病気の事
体の事
仕事の事
お金の事…
全部!全部!
男の人はそうなのか…
人によるのか…
主人の性格なのか…
分からないが…
何も言わずに逝った・・・。
夫婦だったら、手を伸ばさずとも、話さずとも気づいて行動しろよ!って話だろうけれど…。
共に解決できなかったことが、今も私を苦しめている。
頑固なほどの「優しさ」だったと今となっては納得するしかないが…。
聞いて…
助けて…っと言える勇気を持ちたい。
