また…居場所探し!? その1
主人が亡くなって…
その現実が少しだけ見えるようになった時…
私は・・・
生活の拠点を変えようと思った。
義父母には申し訳ないと少しだけ思ったが…
主人の死で・・・
娘も嫁いだ今…だっただけに…
主人のいない家で、一人で「ここ」に、「この場所」で・・・過ごすことは出来ないと強く思ってしまった。
ここに居る理由もなくなったと思ったからには、私には「新しい居場所」が必要になった訳だ。
最初に目をつけたのが…
沖縄だった。
先ずは、コンドミニアムで試すことにしたが・・結局…約3週間で諦めた。
姉からは、「こっちにおいで!」と誘われた。福岡だ。「一緒に住もう」と言われた。有り難かった。嬉しかった。両親が他界している私にとっては、一番頼れるのが姉だったかもしれない。
しかし…
義兄がいる。優しい人だけど・・。
姉一人だったら行ったかもしれない。
私達が生まれ育った家だったなら帰ったかもしれない。
この歳で気兼ねして暮らすのも…と思いやめた。
独身の友達(何度かブログに登場した小学校教諭)ただ一人の友人も「出ておいで」って言ってくれた。
私は、何から逃げたかったのだろう…
あの時…
ただ…
誰も知らない街へ
主人が死んだことを知らない街へ
誰一人・・・
私を知る人がいないところへ…行きたいと思った。
そして…居着いた場所がここ…だった訳だ。
娘家族の近くだった。
主人が亡くなって6年と2ヶ月。
二人で暮らした家から出て3年と7ヶ月。
そしてまた…今!
どこに行こう…
分かっているくせに迷っている。
