絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

さよなら… あなた…

あの時…


後にも先にも一回だけの…

コンビニ仲間との研修後の飲み会があった。


誰が選曲し入力したかは分からないが…


私も知っている曲が流れた。


その曲は耳に優しく…

心地良く…

体を揺らしながら聴いていた。

すると、私に向かって「歌え!」とばかりにマイクが回ってきた。


「義香さんの奥さんにリクエスト!!」…と誰かの声・・・

 皆んなの視線が集まりだし,拍手の音が徐々に大きくなる。


横に座っていたあっちゃんを見ると、「歌え!」と目が言った!


私は、マイクを握りその場に立ち・・・

          ・・・歌った。

 いや!

 熱唱した!


 場を盛り上げようと…

 時に、主人を見つめながら…

 手を差し伸ばし…

 笑顔いっぱいに…


 気持ちを込めて歌った…。


 今から思えば…あの時…

 何かの力によって…

 

 歌わされたような気がする…。


 すごく気持ち良かったのを覚えている。

 



   その歌は…


 「さよなら 大好きな人」だった。


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