姉は・・・　
ずっと…母や父のそばにいてくれた…

嫁いでからも、両親の家の近くに家を持ち、二人のかわいい娘たちにも恵まれ、寡黙で優しい義兄と一緒に・・・
母が亡くなってからは、父と一緒に暮らしてくれた。

実家に帰る回数が減ったとしても、実家に帰れば姉がいてくれた…

姉妹三人で母と父の納骨堂を買った。
それはそれは…きれいな海が見渡せる…
両親の大好きな場所だ。

姉妹が集まる場所でもあった。
主人が亡くなるまでは・・・・

妹は看護師。
父が入院を決めたのは妹が働いている病院だったからだ。
朝に昼に…夜に‥妹は父を見舞ったに違いない。時には、看護師として…時には末っ子の娘として…

私は月に１、２回行った…。
それでも主人が生きていたから・・・・

私はといえば…
いくら一番遠くに嫁いだからとは言え・・・・
一事が万事・・・
姉と妹に頼りきりだ。
今でもそうだ！

主人が死んだから・・・・

一人こもっている。
世界で一番悲しい人のふりして・・・・