「お母さん…」って二度と言えないことが悲しかった…
昨日…
職員のお父様の訃報を聞いた。
25歳の女性職員だ。
優しくて、真面目で可愛らしい女性。ダンスクラブを二人で担当しているが、ほぼ彼女に任せっきり…。
U F Oならともかく、この頃の流行りの楽曲にはどうも馴染めない。
曲は頭に残らないし…、リズムもダンスも複雑過ぎてついていけない。
だから…彼女任せ・・・。
その訃報を聞いた時…
娘の泣き顔が浮かんだ・・・。
あの時の…娘の気持ちが…
彼女もまた…「お父さん」と呼ぶ人が永遠にいなくなった。
世界で一番頼れるはずの…
世界で一番優しいお父さんを…亡くした。
「お父さん」って言葉が・・・
淋しく…悲しく心に響く日々を送っていかなければならない。
なんて悔しいことだろう…。
そして彼女の横では、最愛の伴侶を亡くしたお母様が、背筋を伸ばしながらも心は哀しみと寂しさに打ちひしがれている。お母様の背中をそっと撫で、かける言葉も見つからず…ただ彼女はしばらく一緒に涙するだろう。
彼女には、素敵な旦那さん候補を見つけてほしいと思う。
私が「母の死」を受け止めることができたのは「主人と娘」がいたからだ。
立ち上がれないと思ったのに…日常を過ごすことができたのは「主人と娘」の存在があったからだ。
愛する人を…
心許せる人を…
自分の人生を歩んでほしい‥‥
愛する人たちに囲まれて‥‥と、心からそう思う。
