「7」の力
7年…
人がこの世に「生」を受け、小学校に入学する程の年月…
これを長いと思うか…
短いと思うかは、人それぞれ…。
いずれにせよ…
私はもう…
7回…
新しい年を一人で迎えたことになる。
7回…
一年で1番好きだったクリスマスの日に、チョコケーキを買って食べることもなく静かな聖夜を過ごしたという訳だ。
そして7回…も、亡き夫の誕生日を悔しい思いでやり過ごしてきた。
もちろん私も・・・
あれから…7つも歳をとり、主人より随分歳上になってしまっていた。
この7年…
深い哀しみのやり場に困り、あらゆるものから逃げて来た。今更悔いたところで遅すぎるけれど。そうしなければならなかったのも私の人生だったのだと・・・今は諦めることができる。
7年…も経ったんだから。
振り返ってみれば…、
あるものは、7年前から時が止まり放置状態のまま…
あるものは、7年も経ってしまうと年々姿を消し無くなっていっていた…。
しかし、そう…悪いことばかりではない。
生きていれば…
失うものも多いが…
「宝物」となって生まれてくるものもある。
それでこそ…人生だ。
7年…
なんとなく・・・節目の年のようにも感じる。
哀しみや寂しさは消えることはないが…
一人で生きた 世間からするとある意味可哀想な人だろうが・・・
一人で生きることが…
怖くなくなった!
