絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

毎日・・・こんな感じ…


仕事が終わって…
約30分かけて帰り着いた…
                   アパートの駐車場。


車を止め…
エンジンをかけたまま…
ライトを消した。


暗闇の中…
車の中で…
いつもの癒しの音楽を聴きながら…
目を閉じた。


静かな夜…


何も聞こえない。
シートにもたれ掛かりアパートを横目で見た。
明かりの漏れている部屋が…
時々通り過ぎる車のライトで照らされる車内が…


何故かとても・・・
涙が出そうになる。


ぐっと我慢して、アパートを再度見つめてみる。


帰り着いた家には、私を待つ人などいない。
たった10畳ほどの小さな部屋…
なかなかの居心地だけど、
寝て、起きて、食べて…寝て・・・
ただそれだけを繰り返す場所でしかない。


自分が選んだ生き方だけど、
いつまでこうしているのだ!!と、自分に言ってみる。


エンジンを止め、
車から降り…
真っ暗な空を見上げ…


また、
ただ体を休めるだけの部屋に向かって歩き出す。

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