色のないカレンダー
ゴールデンウィーク!
以前は…
その名を聞く頃になると…
ワクワクして…
心がくすぐったくなって…
「パラダイス〜♪」って…
はしゃいでた。
カレンダーの赤い字を、
並んでいる様を見て、
その日を、
待ちわびて…
楽しみで…
計画入れて…
「ねぇねぇ!あっちゃん!あっちゃん!」
何する?
どこ行く?
誰と行く?
何日行く?
天気はどう?
そんな…
ワクワクする毎年を過ごしていた。
一年のうち何度か…
そんな日があったなぁ。
しかし、
主人との「死別」後…
一変した。
私の1週間が変わっていった。
私のカレンダーの色は消えてしまった。
月めくりのカレンダーも必要なくなった。
季節がどう移り変わろうが…私には、大した問題ではなくなったからだ。
土日、祝日、連休…
全く意味をなさなくなった。
カレンダーを見て、
喜びを感じることも…ほぼない。
ゴールデンウィーク、盆、正月…
主人が死んでからはいつも仕事だ。
カレンダーを見ることは今はあまりない。
数字が綺麗に並んでいるのを見て…
次の日を生きるだけ…
