絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

法事より大事なもの・・

2ヶ月前に連絡が入っていた。


6月に祖母と父、二人の法事をするからと・・・。


行く気にならない…。
あっちゃんが死んで、家にも墓参りにも随分帰っていない…。
私にとっては、そっちの方が気になる。

それなのに・・・
博多…
遠い!!なぁ…。


誰が集まる⁉︎
不安!?だなぁ。


それでも、私の凝り固まったこの気持ちと…
不通になりかけている姉妹の繋がりを元に戻すチャンス
になるかもしれないと思い…当日まで悩んだ。


妹とは7年⁉︎近く(甥二人の結婚式にも出席していない)
姉とも3年⁉︎ぐらい会っていない。


携帯を持つようになってからは、例え直接会わなくても、ラインやテレビ電話で、十分会った様な気になっているし、情報交換もできている。


しかしその年月を数字にしてみると…私も随分長いトンネルに入り込んでいるのだなぁ…と恐ろしくなる。


どうりで…体が動かなくなってきている訳だ。
ほっとくと全部白髪…だし・・・


それにしても…
私の煮えきれない行動が…
何年経とうが哀しみの中にいる私が…


世の中の全てを敵に回したかのような私の生活が…


姉や妹には理解できないのだろうと…
悲しいけれど…そう思う


仕方がないことだ…。


しかし、今回はそんな私でも、姉から連絡を受けた直後は、妹と落ち合って博多に行こうと考えた。
ホテルを調べラインで意見交換した。


しかし、
私の心は、その日が頂点で…
徐々に徐々に…落ちていった。


そして数日後には、
「行くのを止めよう」となっていた。



ところが…
法事の前日…
この日は妹の誕生日だった。


グループラインが朝から鳴り響いていた。
念の為・・・私は、法事の前日(今日)と当日は休みを取っていた。


行く気になる!その時・・・を待っていたのかもしれない…。


そして目を覚ました私は、
咄嗟に「起きなきゃ!!」って思ったのだった。


7年前…
主人の「24時間の余命宣告」を受けた私は直ぐに姉と妹に知らせた。
二人は、九州から駆けつけてくれた。新幹線と在来線を乗り継ぎ、知らない病院を探し、私のそばに来てくれた。
哀しみと途方に暮れる私に力を与えてくれたのは、二人だった。


共に過ごした日々を思い、心寄せてくれた。


しかもそれは、12月31日のことだった。


心強かった!
あの時の気持ち…!!
忘れかけていた・・・


主人を亡くし…
私だけ取り残されたように・・・
私だけ違う世界に生きているような・・・


私だけ・・・
そんな気持ちでいた。


父と祖母二人の法事・・・
行くべきかもしれない!
         そう思った。


ならば…
大好きなサプライズで登場するかっ!

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