思い出⓵ 母の通知表
三姉妹…
2つ違いの三姉妹…
姉は早生まれだから、三人で小学校へ通った期間が1年間だけありました。
姉、小6
私、小3
妹、小1
母は結構教育ママゴンでした。
学期終わりの「通知表」をもらう日のことです。
私達三姉妹は、この日が大嫌いでした。
実は、「この日」が近づくにつれ・・・
母の「予想通知表」作りが始まるのです。
「テストを全部持ってきて!」
「はい!」
母はまず、各教科のテストを全て集めます。
そして、各教科別にテストの上に書かれた数字を順番に並べていきます。
「あらっ!4番のテストがないじゃないの!探してきなさい。」
よく、テストを失くすのは妹でした。(たいてい小さくぐちゃぐちゃにして机の引き出しの中か、ランドセルの隅に隠しているのです。それを知っていた私は、何度かその隠したテストで妹を脅したものです。笑)
全部のテストがそろったところで・・・
各教科の平均点出しが始まります。
「国語は3 算数は4 理科も4社会は3やね!!」なんて言ってのけるのです。
大体当たっていたように思います。
さあ!
懇談が終わり母が帰って来ます。
私達三人は、いつも座敷に正座して母の帰宅を待ちました。
家から20m離れたところが十字路になっています。
妹に、ちょくちょく偵察に行かせます。
「お母さんおる?」
「どんな顔?してる?」
・・・・って。
叱られたこともありました。
悔しい思いもしました。
しかし、
次の次の日からは、長期休業でしたから…。
その前に1日!
ちょこっと怒られれば、後はパラダイスですから。
と…思ったら大間違い!!!!
夏、冬休みの宿題は、
母が出す特別宿題がありました。(笑)
お盆だから…か・・・
お母さんのこと…
沢山思い出しました。
あの頃にかえりたい…とは思いません。
今の私のまま、
母と話がしたいです。
