絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

思い出⓵ 母の通知表

 三姉妹…
 2つ違いの三姉妹…


 姉は早生まれだから、三人で小学校へ通った期間が1年間だけありました。


 姉、小6
 私、小3
 妹、小1


 母は結構教育ママゴンでした。


 学期終わりの「通知表」をもらう日のことです。
 私達三姉妹は、この日が大嫌いでした。


 実は、「この日」が近づくにつれ・・・
 母の「予想通知表」作りが始まるのです。


 「テストを全部持ってきて!」


 「はい!」


 母はまず、各教科のテストを全て集めます。
 そして、各教科別にテストの上に書かれた数字を順番に並べていきます。


 「あらっ!4番のテストがないじゃないの!探してきなさい。」


 よく、テストを失くすのは妹でした。(たいてい小さくぐちゃぐちゃにして机の引き出しの中か、ランドセルの隅に隠しているのです。それを知っていた私は、何度かその隠したテストで妹を脅したものです。笑)


 全部のテストがそろったところで・・・
 各教科の平均点出しが始まります。


「国語は3 算数は4 理科も4社会は3やね!!」なんて言ってのけるのです。


 大体当たっていたように思います。


 さあ!
 懇談が終わり母が帰って来ます。


 私達三人は、いつも座敷に正座して母の帰宅を待ちました。 


 家から20m離れたところが十字路になっています。

妹に、ちょくちょく偵察に行かせます。


 「お母さんおる?」 
 「どんな顔?してる?」

        ・・・・って。


 叱られたこともありました。
 悔しい思いもしました。
 しかし、
 次の次の日からは、長期休業でしたから…。


 その前に1日!
 ちょこっと怒られれば、後はパラダイスですから。


     と…思ったら大間違い!!!!


 夏、冬休みの宿題は、
  母が出す特別宿題がありました。(笑)



 お盆だから…か・・・
 お母さんのこと…
       沢山思い出しました。


   あの頃にかえりたい…とは思いません。
    今の私のまま、
          母と話がしたいです。



      

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