死別と生きる⑧ 透明人間
私の存在なんて…
ちっぽけなもので・・・
私が休んでも…
仕事は回ってるし・・
どんなに建設的な意見を言っても…
「決まっていることだから!」って、しがない臨時職員の意見は跳ね除けられるし・・・
コロナ休養中から…
体力もそうだけど、食欲が落ち2.5キロも減量したのに、誰も気づかないし・・・
私が家を出て行っても…
義父母は全く困った様子もない。
一人で歩くって、
自分の歩幅で…
好きな道を…
あっちに行ったり
こっちに行ったりできるけど、
立ち止まった時…
合わせる「もう一つの顔」がない。
ちっぽけなちっぽけ私でも…
主人にとっては…
私にとって…
主人が人生の羅針盤であったように…
世界中で一番の大切な存在だったはず。
いつも私の右側にいた…
温かくて大きな人…が・・
こんな涼しい日は恋しくてたまらなくなる。
