愛らしい笑顔に花が咲く。
あの日から…
四十九日が来て、初盆を済ませ、一周忌法要が終わり、あっちゃんの好きな夏が・・・また来た。
長い月日が過ぎたような…
昨日まで一緒に居たような…
どれだけの月日を積み重ねれば…私は何を見ても…何を聞いても…どんな状況にあっても…平常心で過ごすことができるようになるのだろうか。
いや、いや!もう…
私は、以前のような私の心に戻ることはないのではなかろうか。
ただ…
ただ…そんな固まった私の心も…
優しく解れる時がある。
笑いを忘れた心が
微笑みを忘れた顔が…
一瞬にして…緩む時がある。
なっちゃん。
なっちゃんの笑顔だ。
あっちゃんの初孫。見ることも抱くこともできなかった娘の子ども。
産まれて4ヶ月過ぎたばかりなのに、体重は、8キロを優に超えている。私に似たのだろうか?大きい。
それが、また可愛いい。
「人生均すとプラスマイナス0」
それは本当のようだ。
今…私のどん底の気持ちを、なっちゃんの存在が癒してくれる。
笑いを忘れた心…
微笑みを忘れた顔…を
哀しさや寂しさ…を、
少しの間だけ、忘れることができる。少しの間だけ…全ての「哀しみ」を消し去ることができる、
愛おしさが「哀しみ」を越える。
今月末には、なっちゃんに会いに行こう。益々大きくなっているだろうなあー。
なっちゃん…。
