おかえりなさい…
2度目の「お盆」を迎えた。
去年のお盆は「初盆」という事もあり、地域の行事(盆踊りや供養のための式)に参加したり、家では法事を行ったり…あっちゃんの「死」を受け入れる事ができないまま…長男の嫁としての務めを、哀しみの心の中…義父母に助けられながらやり遂げた。
そして…今年2度目お盆を迎えた。
旧暦7月13〜15日…この日に、ご先祖さまや肉親の精霊が帰ってきて下さるという。
あっちゃん…も還ってくる。
私が生きている姿を見て…
笑っているからといって、
変わりなく仕事してるからって、
「幸せに生きているんだ」なんて…
容易く思わないで・・・。
仕方ないから…生きている。
あっちゃんと共に生きていた時…
1日…という時間が…1週間が・・短かった。
あっと言う間に過ぎていった。
そのスピードを妬ましく思い、
流れ過ぎていく時を
とても淋しく感じていた。
「時間よ止まれ」
・・そうも…思った。
だけど…今、
あんなに大切に思っていた「今」
という時が・・・ただ生きているだけ…の私にとっては、「苦痛」を生み出す原因にもなってしまった。
苦しいほどの「喪失感」そして…「怒り」に耐えなければならない「苦痛」の時間に…
息が詰まりそうで…
でも生きるしか… ない。
今は時が流れるように過ぎていくことを望んでいる。
2度目のお盆…あっちゃんと何を話そうかな。
仕方がないから…生きているって…言ってやろうか・・。
