眠れない夜にやって来る。
日曜日の夜は、いつも…明け方の 2時か 3時ぐらいまで眠れない。(昼寝をするからだと原因は分かっている。)
癒し系の音楽を流しても、ホットミルクを飲んでみても…やっぱり眠れない。
結局いつも、2、3時間の睡眠で仕事に行かなければならない…ということになる。
たまにとうとう「徹夜…かっ」ってことも何度かあった。
眠れない夜程きついものはない。
眠れない夜には、決まって「あっちゃん」が出て来る。
普段はほとんど見ることはないが、こんな夜はあっちゃんのビデオが見たくなる。(携帯のカメラで撮ったもの)ベットに横たわったまま…それを見る。写真であったり動画であったり…薄暗い明かりの下。
生きている…
話をしている…
動いているあっちゃんが懐かしくて愛おしい。
私も馬鹿だな…。
益々眠れなくなるのに…。
携帯の画面を動かないように撫でながら…あっちゃんと話す。
そんな眠れない時間を暫く過ごす。
あっちゃんが入院していた時は緊張して安眠できたことなどない。
例え頭は眠っていても、心は常に…ドキドキしていたように思う。
毎日毎日…あっちゃんの事が心配だった。
毎日毎日…あっちゃんの病気の事を考えていた。
毎日毎日…不安だった。
毎日毎日…怖かった。
毎日毎日…「死」なないで…と両手を合わせていた。
何かが起こりそうで、
見えない重圧に押し潰されそうになっていた…。
「俺…死ぬんかのぅ。」と、たった1度だけ義母に漏らしたあの言葉…
もし…「俺…死ぬんかのぅ。」って…私に聞いてくれていたら・・・抱き合って泣く事が出来たのに…
そうすれば、言えないでいた本心を少しでも聞く事が出来たかもしれないのに…
抱き合って…泣けば良かった…生きているうちに・・・と今になって思う。
確かに今、私からあの苦しい恐怖感や重圧感は消えた。
だけど…その分・・・孤独感が押し寄せて来て、どうしても眠れない日が増えのも事実だ。
