賑やか…だからこそ哀しい
今日は忘年会でした。
賑やかな場所が…
沢山の人の笑い事が…
以前は大好きで…
難波花月劇場には、年に2回…行っていた。
皆んなで集まってワイワイ騒ぐのも大好きで、姉妹の家族で年に一度は旅行した。
自分が笑うのも好きだったけれど、知り合いを、友達を、家族や姉妹を笑わせるのも好きだった。
だけど…
あっちゃんがいなくなってから…
私の笑うことが減った分…
人の笑い声なんて…聞きたくもなくなった。
あっちゃんが亡くなった年の11月、甥の結婚式があった。しかし、どうしても行く気になれなかった。賑やかな場所を今の私は楽しむことができるはずがない。皆んなと幸せを共に喜ぶことさえできず、その中にいることで「賑やかだからこそ感じる哀しみ」を知っていたから…欠席の葉書を送った。
職場での「飲み」を含んだ会合にもそれからは、欠席した。
今日は忘年会だった。
私の送別会を兼ねた「忘年会」だったので・・・欠席する訳にはいかなかった。
「飲まない」と言ったのに…主役だからと、家まで車で迎えに来てくれた。
場所は炉端焼の個室だった。
余興で、サラリーマン川柳当てゲームや、今年の流行語ノミネート語録・・誰が一番多く言えるかゲームなど、幹事が思考を凝らした催し物で楽しい時間を過ごすことができた。
会の最後には、皆んなからメッセージをもらった。「貴方を見ると、『私は失敗しないので』のドクターXを思い出します。」と、最高の誉め言葉を貰った。
その言葉に気分を良くしたのか…二次会にも参加した。
炉端焼の一次会では、お酒は飲まなかったが・・・久しぶりに…
本当に久しぶりに…
お酒を呑んでみた。
「乾杯!」と…大声で言って…
桃色吐息というお酒を飲んだ。
3杯も飲んだ。
そのうち泣いた。
皆んなは、そんな私を見て、別れを惜しんでいるに違いないと、私の肩を抱き、
「同じ職種だからまた会えるよ」 「また、プチ旅行を計画した時には誘いますから…」なんて励ましてくれた。
でも…本当は…
お酒が好きで…
こんな場所が好きで…
美味しそうに飲んでいたあっちゃんのことを思い出して…
私がお酒を飲むと嬉しそうに
「もっと飲め!
これも飲め!」って…
あっちゃんと飲みたくて…
あっちゃんに会いたくて…
泣いていた…
