人生は変えられる。
『運命は変えられないけれど人生は変えられる』という。
あっちゃんとこんなにも早く永遠の別れをすることになったのは、私の「運命」だったのか。
ならば、あっちゃんがこんなにも早く死んでしまうことは、あっちゃんの「運命」だったのか。
こんな「運命」があることを…
もっと…もっと早くに知っていたなら…私は、あっちゃんと結婚をしなかった。
夫婦になるからには、共に白髪の生えるまで・・は、一緒にいたい。 最低でも、高齢者と言われる65歳ぐらいまでは…。
いやいや!後期高齢者と言われる年齢ぐらいまでは、文句の一つも言い合いながらでも、お互いに助け合い一緒にいたかった。
それができないと分かっていたら、
2人で永く…未来が創れないと分かっていたら…そんな「運命」だと知っていたら…私は…
あっちゃんとは
結婚しなかったのに…。
そうとも知らずに…私はあっちゃんと結婚した。幸せになれると…幸せになろうと…その幸せは永遠に続くであろうと思ったから。
これが私の「運命」なのだろう。
私の幸せは永くは続かなかった。
あっちゃんと死別する「運命」は 逃れることができないものだったのだろう。
でも、「人生」の何処かでその「運命」を変えられるだけの力が生じていたら…「人生」を…変えることができたのではないだろうか。
悔やんでも仕方のないことだけれど…私は…やっぱり・・あっちゃんと一緒にいたかった。
例え短い時間であると分かっていても、あっちゃんと一緒にいることを選んだに違いない。これが変えられなかった私の「人生」であり、これがやっぱり私の「運命」なのだ。
これから待ち受けている「運命」がどのようなものかは分からない。
でも、それが分かるまでの「人生」をどう歩むかは、私にかかっている。
私の「運命」は、未亡人になることであった。
ならば…未亡人としての「人生」は、私なりに変えることができるはずだ。
想定外の「人生」を今歩み始めたばかりだ。
実は「人生」を変える方法は分かっている。
ただ決心が付かないだけだ。だけど、三回忌法要を済ませたら…
あっちゃんに逢えるその日まで、今よりは少しでも落ち着いて、心穏やかに過ごすためにも私は、行動に出ようと思っている。
私の「人生」だから・・・
2年前の今日…あっちゃんは吐血して緊急入院をした。この日から…私の「人生」は狂ってしまった。早く抜け出したいのに…まだまだ・・
流されるように「人生」を歩んでいる。
