私の罪
「人命在天」
人の命は、医師が決めるのではなく天が決める。 ・・・・と言う。
本当にそうなのだろうか。
人は知らぬ間についつい大切な人からのメッセージ(SOS)を聞き逃し思いも寄らない罪を犯してしまうことがある。
たとえ、定められた命でも、「人」によって、救われる命もあるはすだ。
いや!「人」だからこそ救える命があるに違いない。
昨年12月に、風呂場であっちゃんは、2度倒れた。駆けつけた救急隊員が、直ぐに血圧を測り、「かなり低いですよ」と言った。
病院へ運び応急処置はしてもらったものの休日で深夜だったので、ひと晩様子を見て・・帰宅した。
何故!後日入院させて、徹底的に検査を受けさせなかったのか。
見ていたのに・・・・!
目の玉まで黄色くなっていた。お腹も大きくなっていた。それを・・「まさに!緊急事態だ!」と、真剣に捉えることができなかったのか。
薄々感じていたのに・・・・!
しんどいこと、悩んでいること、全く口にしなかった。
だけど、きっと・・・・話したかったはず。
聴いてやること、一緒に考えてやることをどうしてしなかったのか。
私の耳を少しだけ、あっちゃんの心に押し当てていたら・・・
絶対に聞こえたはずなのに・・・・!
最近、中学生がいじめを受け、自ら命を絶った。
大人は、本当に・・・
見ていなかったのか?
何も感じなかったのか?
自分の耳を彼の心に押し当てて聞かなかったのか?
救えたはずなのに・・・・!
私は今でもしばしば胸をえぐり取られるような苦しみ・哀しみを感じる。
それは、あっちゃんの死を、あっちゃんが出していたSOSを気づきながらも見逃してしまったと言う、私の罪だから仕方ない。
救えたはずなのに・・・・!
後悔している。
解消することはないだろう。
だから・・・
私に、
私に出来ることは、
「亡くした人の大切なものを守ること」
後悔に向き合い
乗り越えていくこと・・・!
あっちゃんが大切なもの・・・
それは、
たった・・・
たった一人の娘。
そして、
娘が作り出そうとしている家族。
・・・・・・・守っていこう。
