この哀しみの正体
この思いは…一体なんなのだろう。
この哀しみは・・・
この淋しさは・・・
この悔しさは・・・
そして…いつまでも続く…この愛しさは・・・
一体なんだろう。
私は…
こんなにも…
あっちゃんを愛していたのか⁈(ならば、生きている時にしっかり…愛情表現をしておけばよかった…)
いやいや!
これが、「夫婦」として積み重ねた愛を越えた「繋がり」という情だろう。 夫婦となった二人は、いつしか空気のような存在になり、そして、分身のようにお互いの事が分かり合える。
自然にできる適当な距離感で…くっついたり離れたり…。
連れ添った年月を重ねて変化する二人の間に流れていた「空気感」が「愛」にも似た感情を創り出していたのだ。その「空気感」が私には最高に心地良かったのだ。
だから…今・・・
消えてしまった「空気感」が…愛おしくて…愛おしくて…息苦しいのだ。
