死別
1日のうちで・・・
哀しい時間帯が…ある。
それは、仕事を終え、車を運転して家路に向かっている時だ。
以前は、一番?嬉しい時間だったように思う。
1日のうちで・・・
「家」に帰る道を運転している時が一番好きな時間だった。
だけど今…
仕事を終え車を運転している時が…
赤信号で停まった車を…その赤く灯るテールランプの列を眺めている・・・その時が、とても哀しい。
1日のうちで…
一番嬉しい時間が、一番哀しい…時間になってしまっていた。いつ頃からだろう。
最近…赤信号で停まっているだけなのに…涙が溢れ出そうになる事に・・気付いた。
それが、いつも帰り道だった。
あっちゃんがいなくなってから、随分変わってしまったなぁ。
私の些細な喜びだったり、幸せに感じるその時間帯だったり空間が…全て変わってしまった。
きっと…私自身も随分変わってしまったのだろう。
死別とはそういうものなのだ。
