生きているのか?死んでいるのか?
9月になって・・・
月・火・水・木・金は、仕事して、土・日は、引きこもる。
誰とも喋らず、部屋の中で一日中過ごす。
日曜日の午前11時頃、ソファに寝転んでいると、滅多に鳴らない携帯が鳴った。
「下に降りて来てくれる?」
(同じ敷地内で、スープが冷めない距離よりも、もっと近くに住んでいる義母だった。)
「2人分もらったけれど、食べられないから一つ食べて。」
会話はそれだけ・・・
お弁当にお茶、紅白饅頭も付いていた。(何かお祝い事?)
何でも今日は、敬老の日にできなかった老人会があったらしい。
あっちゃんの両親なんだけど・・・本当に羨ましい。 いつも二人一緒にいる。当たり前だけど・・・・・。
何をするのも二人一緒!
あっちゃんの告別式が済んで、沢山の問題が発覚して、3月頃までは、義父母の家で一緒に食事を摂り、あっちゃんの遺影と遺骨の前で義父母と毎日語り合った。二人に慰められてもいた。その時は・・・。
しかし、4月の終わり私が復職して、相続放棄問題が本格的に動き出したあたりから、私と義父母の関係に暗雲が立ち込め始めた。
それでも、仏壇にあっちゃんがいるから(遺骨)、毎日御線香をあげに義父母の家に行った。しかし、8月に納骨をすませてからは、行くことが少なくなった。
二人ともしっかりしている。
毎日のように義母の姉妹も来ているようだし、何と言っても二人一緒だから・・・
私が行かなくてもいいでしょ!!
(私は、今でも義父母の家に行く時は、例え同じ敷地内でも、きちんと化粧をして身嗜みを整えておかないと行けない。)
そんな事を考えていると、すっかり日も暮れていた。辺りはもう、真っ暗。
いつものことだった。部屋の中の物が全く見えなくなるまで、灯りもつけないでいる。
灯りをつければ、「一人」でいる自分が浮かび上がってくる。
見たくもない現実を見なければならない。
考えたくもない事まで考えなければならない。
だから、
土・日は、「 生きてるとも死んでいるとも」分からないような生活・・・をして、過ごしている。
でも、これがなかなかいい・・・。
花の金曜日の夜から、どっぷりとあっちゃんと向かい合える。
音楽かけて・・・
泣いてもいいし・・・
ひとりで遺骨を抱いて喋ってる。
これがいい・・・
誰もいなくていい・・・
誰にも邪魔されたくない時間。
今日から月曜日!!
ひと頑張りしよう。

