死別した私だけ違う!
「お母さん!
お母さんに伝えなくてもいい!って言われたけれど、◯◯ちゃん(娘は、私の姉や妹を名前で呼んでいます。)から誕生日プレゼントが届いているよ。お母さんのアパートの住所が分からないから私の所に。
また、お母さんが大阪に遊びに来た時に渡してって…」と電話がありました。
私達三姉妹は…
すごく仲良しなんです。・・・仲良しだったんです。
主人が亡くなるまでは…。
姉と妹は、九州に住んでいます。
私だけ離れた所へ嫁ぎました。
何か有れば無くても飛んで行き…よく集まり…、一年に一度は旅行へ行き、長期休業中は必ず会いました。
子ども達が成長し、それぞれ家族を持ったり、一人暮らしをするようになると、会える機会は減りましたが、連絡は頻繁に取っていたのです。
主人が生きていた時は…。
だけど…
主人が死んで…
私だけが変わってしまったのです。
どうしてだろう…。
元気な私ではなくなったのです。賑やかな私は姿を消しました。
引け目を感じていたのかもしれません。
娘からの電話を切った後直ぐに妹にLINEしました。
久しぶりにメールを送信しました。
家族のグループLINEを作っていますが、妹だけにメールを送りました。
お礼のメールです。
よく見ると…なんと!
2020年8月16日が最後でした。
本当に!久しぶりにラインで会話をしました。
以前のように言葉やスタンプが…軽快に返ってきて…
それが嬉しくて…
そんなこと忘れてて…
泣けてきました。泣きました。
メール打ちながら声を出して泣きました。
あの日…
主人が12月29日緊急入院した時、大晦日に、九州から駆けつけて来てくれた姉と妹でした。一緒にいてくれた姉と妹でした。
私は、本当に…本当に素直じゃないのです。
もっと…
もっと、二人の前で泣けばよかったと思います。弱りきった本当の姿を見せればよかった…と。
人生をも投げ出そうとした時、そばに行って哀れな姿を見せ、胸を借りて…好きなだけ泣き叫べばよかった…と思いました。
でも、
それが…できなかったのです。
ずっと…
ずっと…
できずにいたのです。
それでも・・・やっぱり…私は、
姉や妹の為に…
哀しい時…辛いことがあれば、もう一度、頼りなる私でありたいと思います。
