絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

死別した私だけ違う!

「お母さん!

 お母さんに伝えなくてもいい!って言われたけれど、◯◯ちゃん(娘は、私の姉や妹を名前で呼んでいます。)から誕生日プレゼントが届いているよ。お母さんのアパートの住所が分からないから私の所に。

 また、お母さんが大阪に遊びに来た時に渡してって…」と電話がありました。


 私達三姉妹は…

 すごく仲良しなんです。・・・仲良しだったんです。

 

 主人が亡くなるまでは…。


 姉と妹は、九州に住んでいます。


 私だけ離れた所へ嫁ぎました。


 何か有れば無くても飛んで行き…よく集まり…、一年に一度は旅行へ行き、長期休業中は必ず会いました。

 

 子ども達が成長し、それぞれ家族を持ったり、一人暮らしをするようになると、会える機会は減りましたが、連絡は頻繁に取っていたのです。


 主人が生きていた時は…。


 だけど…

 

 主人が死んで…

 私だけが変わってしまったのです。

 

 どうしてだろう…。


 元気な私ではなくなったのです。賑やかな私は姿を消しました。

 引け目を感じていたのかもしれません。


 娘からの電話を切った後直ぐに妹にLINEしました。

 久しぶりにメールを送信しました。 

 家族のグループLINEを作っていますが、妹だけにメールを送りました。


 お礼のメールです。

 

 よく見ると…なんと!

 2020年8月16日が最後でした。


 本当に!久しぶりにラインで会話をしました。

 以前のように言葉やスタンプが…軽快に返ってきて…

 それが嬉しくて…

 そんなこと忘れてて…

 

 泣けてきました。泣きました。


 メール打ちながら声を出して泣きました。


 あの日…

 主人が12月29日緊急入院した時、大晦日に、九州から駆けつけて来てくれた姉と妹でした。一緒にいてくれた姉と妹でした。


 私は、本当に…本当に素直じゃないのです。


 もっと…

 もっと、二人の前で泣けばよかったと思います。弱りきった本当の姿を見せればよかった…と。


 人生をも投げ出そうとした時、そばに行って哀れな姿を見せ、胸を借りて…好きなだけ泣き叫べばよかった…と思いました。

 

 でも、

 それが…できなかったのです。


 ずっと…

 ずっと…


 できずにいたのです。

 それでも・・・やっぱり…私は、

 姉や妹の為に…

 哀しい時…辛いことがあれば、もう一度、頼りなる私でありたいと思います。

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