神様との約束があれば・・・
「人間は、誰も70歳までは必ず生きられる」ってことにしてもらえないかなあー。
「70歳より若くして死ぬ人はいない」ってことにしてもらえないだろうか。
厚生労働省は2015年7月30日に、2014年分の簡易生命表の概況を発表した。それによると日本の平均寿命は、男性が80.50歳、女性が86.83歳だった。
もちろん!
生きられる力を持っている人は百歳でも、それ以上でも生きればいい。しかも、夫婦健康で「一緒に長生き」できるなら、尚更いい。
だから!
例え肝硬変になっても、糖尿病でも、様々な病気を患ってしまっても、人は、「最低70歳までは生きられる」と、産まれた時に「神様との約束」があったら・・・・・良かったのに。
60歳まで、一生懸命仕事をして、後10年くらい、のんびり楽しく過ごさせてくれてもいいでしょ!
やっと、二人でゆっくりしようと考えているのに、「一人」になってしまったら寂しいじゃない!
この住みにくい世の中で、社会のために、会社のために、家族のために一生懸命働いたのだから、後10年くらい・・・いいでしょ!!
もし、70歳までは、最低でも生きられるという「神様との約束」があったら、あっちゃんと、後20年くらい・・・一緒にいれた。
そうすれば・・
私もきっと、57歳くらいで仕事を辞めて、あっちゃんの体の事を考えて食事に気をつけ、一緒に運動して健康的な毎日を送ることを約束する。
二人の時間が沢山あるからもっと話せた。悩みも相談し解決できたはず。
もっとデートもできた。
旅行して・・・
孫にも会えた・・・。
後20年一緒にいたら・・・
70歳のあっちゃんの誕生日には、二人でバースデイケーキを前にして「幸せだったね。これからどのくらい一緒にいれるかわからないけれど、これからの一日一日は、ご褒美だと思ってのんびり過ごそうね。」
・・・・・って・・・。
あっちゃんが70歳なら・・・
そうしたら・・・今よりは、
諦めもついたかもしれない。
苦しむことも、罪悪感に押し潰されそうな気持ちになることも、
今よりは・・・
少なかったかもしれない。
誤解しないで下さいね。
《 決して、70歳になったら死んでもいいと思っているのではありません。
分かっています。何歳であっても大切な人を亡くす哀しみ・苦しみは、よくよく分かっています。私の母は65歳、父は77歳で他界しました。 いくつになっても、大切な人は、永遠に死ぬことはないと思って生きてきました。だから、母の死をなかなか受け入れることができず、
「えっー!
お母さんも死ぬんや!?」と、思ったあの日の事を今でもはっきり覚えています。大切な人は、死んでしまってはいけないのです。できるだけ・・・できるだけ長く一緒にいるべきだという思いから最低でも「70」という数字を使いました。》
(不適切な表現が多くてすみません)
ただ!
私が今から、平均寿命まで生きるとしたら・・・
あっちゃんと一緒に過ごした時間と同じくらい、これからも生きなければならない。
一人でそれだけの時間を過ごさなければならない。
あっちゃんがいないのに、生きていけるだろうか。
70歳くらいまでは「あっちゃんと夫婦」でいたかった。
もう少し
一緒にいたかった。
ただ・・・それだけ・・。
60歳でもいい! かな。
55歳でも・・・
今・・・一緒にいたいだけ。


