絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

9回目の哀しいメール

私には…

  主人の死後・・・ 

私の心に優しいメル友ができました。


 一人は、時々私のブログに出てくる電気屋さんの奥様です。

 

 主人と電気屋さんは同級生です。

 私の家の電化製品は全て彼のお店で買ったものでした。彼は、主人が亡くなる少し前(9日前)に、主人を先に逝って待ってくれているかのように亡くなってしまいました。


 彼の死を知ったのは、偶然義母が新しいエアコンをいつものように彼のお店に注文しようと電話した時でした。それは、主人の死後…数日後のことでした。


 以降、彼の奥様と私は一年に2度、それぞれの「月命日」に近況報告も兼ねてメールをし合っています。


 会ったことは一度もありません。


 

 そして…


   もう一人・・・


 主人の地元の同級生です。多分小・中学校が一緒だったのでしょう。


 彼は一年に1回だけのメル友です。


 主人の祥月命日にいつも届きます。


 彼とは、一度会ったことがあります。



そして、今年…1月20日・・・

 その日が終わろうとしている時…メールが届きました。


 その内容はいつもと随分違っていました。 


 彼の奥様の訃報を知らせるものだったのです。

 

 

 次の日の夕方…

 

 10年で…

 9回ほどのメール交換をしています。

 その言葉にいつも慰められ、温かい気持ちにさせていただいていました。


   これからは…私が・・・

ダラダラ生きたくないのに…

もう…どうしようもないのに・・



 主人は死んじゃったし…

 あれから10年も経ったし…

 

 私もいい加減…歳取ったし…


 今更恋愛をする訳じゃなし、

 今更バリバリ仕事して、キャリアバーサン狙っている訳じゃない。


 旅行するにも足腰痛いし、そこら辺で終わるようになったし、


 おまけに…


 流行の服より、

 長年着崩して肌に馴染み、体に馴染んだ物が捨てられず、

「さあ!お出かけ!」ってクローゼット開けて、手に取る服は10年前からの同じもので、

 

 娘が写メして皆んなに送ると・・


 「何年…着とるん?

    買ってあげようか?」って…

         姉からの返信まで・・


 オシャレに興味がない訳じゃないけれど…

 オシャレしたところで…って感じだし、


 今、何をしてる時が楽しいのだろう。


  仕事終わって、

    お風呂入って、

     ご飯食べている時かな。


 こんなもんで…

 また時間を過ごしてもいいのだろうか。


 主人がいたら…

   一緒に遊びに行ってたよ…。


 主人がいたら…

   「今度何する?」って…。

 

 でも、

    もう…どうしようもないものね。

「独り」を選んだのは私自身

自由に生きるために…


 楽に生きるために…

      選んだ結果が今…。


 あの時…

 私のことを知る人が誰もいない場所に行きたいと望み行動した結果は、賛否両論はあれど間違いなかった…と、

 今でも続いている現状がそう・・裏付けている。




 しかし、当時・・・

 私の両親が生きていたとしたら…

 娘がまだ成人していなかったら…

 借金がなかったら…

      

 私はきっと今とは違う生き方を選んでいたと思う。



 当時、

  両親は他界していた。

  娘は嫁いだばかりだった。

  思いもよらない借金の発覚。

 

 一人になった・・ばかりの時に…


 夫婦二人の生活が始まったばかりのの家に突然独りぼっちになってしまった。

 私は独りぼっちだけど、義父母は元気に二人で支え合いながら暮らしていた。


 いつものように・・・  

     そう…見えた・・・。

 

 そんな中…

 いろいろな事を鑑みた上で、私が導き出した「生き方」が、これだった訳だ。

 

 自由に…

 心が楽に・・・


 しかし…

 そろそろ・・・


 私の生き方変えるべきだろう…か。

 

 今となっては、

  実家はないし、

  二人の家がある場所には、仕事も友達もいない。(義父母はいるけれど)


 また誰も知らない所で…なんて・・

 

 何処へ行くのがよいのか…

 

 何処へ行きたいのか…