絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

私の相手は「死別」

私には可愛い姪が3人いる。


1人は妹の長女で、看護師である妹を見て育ったせいか彼女もまた、医療系の学校に今通っている。


2人は姉の長女と次女で、今では2人ともりっぱなお母さんだ。


自分の人生を想うとき…


つい、一番近くにいる姉妹の人生と比べてみることがある。


姉は…子どもが・・

姉は・・・娘達の病気と闘った。


次女は、一歳になるかならない時に入院生活を送っている。大きな病院のベットで寝ているまだまだ小さな娘の姿を毎日どんな思いで看ていただろう…。

回復を祈りながらも震える不安な心と闘い、ただただ…小さな小さな手を握り、頬を撫で…必死に回復することを信じただろう。

長女は、5歳の時から約1年間入院していた。『我が命に代えてでも元気にしてやろう』と…毎夜毎夜祈りながら、時には涙を流し、ただただ…見守ることしか出来ない苛立ちの中で、眠れない夜を過ごしただろう。


妹は…自分が・・

妹は、自分の体と闘った。


今から5、6年前リウマチが発病し、一時は、階段、料理、服の脱ぎ着もできないほど体が痛んだと言う。そんな時…側で妹を支えたのが、当時高校生だった長女だ。彼女はそんな体の痛みに耐える母親を看て、自分の進学先を決めたと後に話してくれた。

妹は今でも、定期的に通院し治療を受けている。


そして、私は・・・


私は…夫が・・・

私は、夫の「死別」と闘っている。


いつまで…続くのだろう…

この…闘いは、全く光が見えない…

なんて…人生だ…

心の変容

年々…


年々…


哀しんだり、泣いて叫んだり…して

一緒にいられない寂しさを・・・

涙をこぼして…

声を荒げて叫ぶことは・・・


…減っている。


会えない分…

その愛おしさは募るけれど、


彼を想う時・・

苦しくて…息ができないほど心臓の芯が…ギリギリと痛くて痛くて…と、いうことは、少しずつ・・少なくなってきている。


彼は幸せだったの?

彼の病気は本当に治せなかったの?

仕事が彼を苦しめたのでないだろうか?

彼は、私に…本当のことが言えずに随分悩んだのだろう?

本当に申し訳ない…

取り返しのつかないことをしてしまった…


って…


彼が可哀想で…

そして、

私の犯した罪があまりにも大きくて、その罪悪感に心臓がギリギリ…痛んでいた。


彼が…可哀想だから…

しかし…時とともに、

少しずつ・・

その「可哀想だ」の主語は、あっちゃんから「私は…」に変わってきている。

共に考えること

共に行動すること

共に支え合うこと


共に…人生を語り合うこと

「共に…」

それができない私が、情けなくて、悔しくて…可哀想で…この頃は、心臓がズーンと重くなる。

㊙︎・・これって犯罪ですか?

ショッピング…


ZARA・・・


三連休の中日は、娘とAEONに。


あっちゃんが好きなお店…。


ZARA…


すっかり店内は秋・冬模様…。


女性服、子供服…ひと通り見て回る。もちろん男性服も…。

その入り口で立ち止まる。

ショーウィンドウには、カッコ良くきめた男性マネキンが立っている。


入り口には…

あっちゃんが好きそうなブラウンの革ジャンを着てポーズをとるマネキンが・・・私を見て…立っていた。


「お母さん!今日はやめてよ!」…っと娘からの・・一言!


しかし…

私は、

キョロキョロと店内を見回し、店員さんの目を盗んで…


ぎゅー!!っと…

その・・・


マネキンに抱きつくのです!